白鵬 10月にも岩手県で土俵入り!懸賞金などで再建

[ 2011年7月27日 06:00 ]

 横綱・白鵬(26=宮城野部屋)が、早ければ9月の秋場所後に東日本大震災の被災地・岩手県山田町に出向き、横綱土俵入りを行うことが分かった。

 同町では、40~50人の小中学生が稽古に励んでいた前須賀公園相撲場が地震の津波によって流された。白鵬は6月の日本相撲協会の巡回慰問の際、その事実を伝え聞き、土俵再建の支援を約束。費用の見積もりは1000万円を超えるが、力士会からの寄付金と自らが本場所で獲得した懸賞金を充てるとしていた。

 29日に協力を仰いでいる日本ユネスコ協会連盟の担当者が現地視察して工事を始め、9月中には完成予定。山田町役場の関係者は「完成したら横綱が土俵入りをされると聞いている。10月が有力です。その時は小中学生を呼びたい」と話した。巡回慰問では5日間をかけ計10カ所の被災地で土俵入りを敢行。名古屋場所では日馬富士に優勝をさらわれたが秋場所で区切りとなる20度目の優勝を飾り、再び被災地に出向きたいところだ。

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2011年7月27日のニュース