松山 ショット安定!2打差6位好発進

[ 2011年7月6日 06:00 ]

第1日、2アンダーで6位の松山英樹(日本ゴルフ協会提供)

日本アマチュアゴルフ選手権第1日

(7月5日 愛知・三好カントリーCC西コース=7230ヤード、パー72)
 予選第1ラウンドを行い、4月のマスターズで日本人初のベストアマとなった東北福祉大2年の松山英樹(19)は5バーディー、3ボギーの2アンダー、70で回り、首位と2打差の6位につけた。宮崎・日章学園高2年の香妻陣一朗(16)が4アンダーの68で単独首位に立った。大会は5日間で、予選2ラウンドの上位32人がマッチプレーによるトーナメント戦に進む。

 首位に2打差の好発進となった松山だが、納得していなかった。一時は4アンダーまで伸ばしながら、上がりの17、18番でパーパットを外して連続ボギー。「パットが悪い。きょうもごまかしながらで最後にぼろが出た。理由が分かっていたら直しています」。スコアカードを提出すると練習グリーンに直行した。

 グリーン上で苦戦したものの、ショットは迫力満点だった。飛距離と安定感を求め「意識的に食べている」とあって、体重は昨秋より6、7キロ増えて約80キロ。「芯を食えば30ヤードは伸びている」と言うように、10番パー4では350ヤードのビッグドライブ。残り70ヤードをSWで50センチにつけてバーディーを奪った。1番でも330ヤード飛ばすなど、パワーアップを印象づけた。

 アイアンの切れ味もあるだけに、ショットとパットがかみ合えば、爆発も期待できる。「獲りたいタイトル」と早くも頂点だけを見据えていた。

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2011年7月6日のニュース