元星風 相撲協会相手に八百長解雇無効などで本訴

[ 2011年7月1日 20:18 ]

 大相撲の八百長問題で解雇された元十両星風のボルド・アマラメンデ氏(27)=モンゴル出身=が1日、日本相撲協会を相手に力士としての地位確認や慰謝料2千万円の支払いなどを求める本訴を東京地裁に起こした。

 先立つ仮処分申し立ては6月22日、協会が月給に当たる103万6千円を1年間仮払いすることで和解。本訴では、月給や賞与、2カ月ごとの褒賞金約16万円なども支払うよう請求した。

 訴状でアマラメンデ氏側は「不当な解雇で長年鍛錬してきた肉体と技術を奪われ、八百長力士の汚名を着せられた」と主張。特別調査委員会が八百長関与の根拠とした元恵那司らの供述は具体性が乏しく信用できないとして、「八百長を認定できる事情はなく、解雇は無効」としている。

 同様に解雇された元幕内蒼国来の恩和図布新氏(27)=中国出身=も既に地位確認などを求め東京地裁に提訴している。

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2011年7月1日のニュース