上野、国内で3年ぶり代表ユニ「一緒に経験して…」 

[ 2011年6月30日 06:00 ]

 宇津木麗華新監督(48)が就任した女子ソフトボール日本代表が29日、岐阜県大垣市での第1次強化合宿を公開した。

 08年北京五輪以降、昨秋のアジア大会で復帰するまで代表を辞退してきた上野由岐子(28=ルネサスエレクトロニクス高崎)が、日本代表のユニホームを国内で披露するのは3年ぶり。「いい投球をするだけじゃなく、一緒に経験して共感してもらわないと伝わらないと思う」と、若手中心の投手陣にエース道を伝授する気構えをみせた。

 五輪正式競技から外れたため、最大目標は来年7月の世界選手権(カナダ)での42年ぶりの金メダル。9月のアジア予選(台湾)が最初の関門となる。

 ≪チャリティー紅白開催≫公開練習後には、観客1400人が見守る中、東日本大震災のチャリティー紅白戦が行われた。宇津木麗華監督は「アピールしなさい」と若手選手にゲキを飛ばしたが、その若手のアピールを封じ込んだのが上野だ。紅組の先発で登場すると、3回を無安打無失点。打者9人で完全に封じる快投を披露した。打っても6回に敵失を誘う一打で先制点を叩き出した。試合は2―1で紅組が勝利した。

続きを表示

2011年6月30日のニュース