全日本10連覇の広田遥が引退「プレースタイルが合わなくなった」

[ 2011年6月20日 16:33 ]

記者会見で現役引退を発表するトランポリン女子の広田遥

 トランポリン女子で2004年アテネ、08年北京の両五輪に出場した広田遥(27)=阪南大職=が20日、大阪府松原市内で記者会見し「悔いのない競技人生だった。満足している」と現役引退を発表した。今後はトランポリンの普及活動を行っていく考えを示した。

 引退を決意した理由について、昨年12月の全日本選手権で大会初の10連覇を達成して「競技者として納得のいく演技ができた」と説明。今季から跳躍力重視のルールに改正されたことで「美しさにこだわり続けてきたプレースタイルが合わなくなった」とも話した。

 広田は大阪府出身。アテネ五輪では7位に入賞した。しかし、ロンドン五輪出場権が懸かる11月の世界選手権(英国)の代表争いでは、5月の2次選考会で予選落ちしていた。7月の最終選考会には、推薦枠で救済されて出場権を得ていた。

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