石巻で一日先生 室伏の“V17オーラ”に中学生感激

[ 2011年6月13日 16:20 ]

宮城県石巻市の門脇中で、生徒と共にストレッチをするハンマー投げの室伏広治

 ミズノ陸上部の4選手が13日、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の門脇中で「一日体育教師」を務めた。男子ハンマー投げのアテネ五輪金メダリスト、室伏広治(36)は「体を動かすことで、少しでも明るく、前向きになってもらえれば」と思いを語った。

 11日に日本選手権で17連覇を果たした室伏は「試合が終わってすぐに駆けつけました」とあいさつし、ストレッチの仕方などを指導。生徒とのリレーで約45分間の授業を終えた。

 門脇中は現在も校舎の1階部分や体育館が避難所になっており、生徒は不自由を強いられている。それでも室伏の登場に明るい笑顔が広がり、握手した山田直人君(14)は「手が大きかった。オーラがあってテレビよりも大きく見えた」と大喜びだった。

 ほかに室伏の妹で、投てきの由佳(34)、女子短距離の信岡沙希重(33)、男子110メートル障害の内藤真人(30)が参加した。

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2011年6月13日のニュース