福士 いぼ除去手術で回復遅れ世界陸上断念

[ 2011年6月10日 06:00 ]

 陸上女子長距離の福士加代子(29=ワコール)が、世界選手権(8月27日開幕、韓国・大邱)出場を断念した。

 10日に開幕する日本選手権(埼玉・熊谷)の5000メートル、1万メートルにエントリーしていた福士は5月の連休直後に左足甲付近のいぼを3カ所除去する手術を受けたが回復が遅れ、日本陸連から9日に欠場が発表された。今季は世界選手権の選考レースに出場していないため、5大会連続の代表は絶たれた形となった。

 日本陸連の女子長距離部長も兼ねるワコールの永山忠幸監督は「日本選手権には間に合うという考えで手術を受けたが、残念」と話した。7月のアジア選手権(神戸)に出場すれば世界選手権の代表となる可能性もあるが、同監督は「出られないものとして考えている。世界選手権は本人も断念している」と明かした。

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2011年6月10日のニュース