東京A川上、東京B浅地ともに10アンダーで優勝

[ 2011年6月7日 06:00 ]

 平成23年度関東高等学校ゴルフ選手権は6日、3地区で個人、団体戦が行われ、個人東京はAブロックで川上優大(堀越3年)、Bブロックで浅地洋佑(杉並学院3年)がともに10アンダー62の好スコアで優勝。神奈川は山田大晟(横浜旭陵1年)が69、埼玉は泉谷紘暉(埼玉栄1年)が66で制した。なお7月23、24日の関東大会(栃木・那須野ケ原CC)には、シード選手を除き東京両ブロックは上位20人、神奈川は上位13人、埼玉は上位18人が出場できる。

 <東京A>2位に9打差をつけて優勝の川上は「アプローチ、パターが良かった。今までにない感覚です」と自己ベストの62にうれしそう。14番パー5(485ヤード)では20ヤードのアプローチを沈めイーグル、さらに8バーディー、ノーボギーと完璧な内容だ。中学3年から本格的に練習場に通い始め将来はプロ志望。昨年夏の全国大会は30位に終わっており「今年は勝ちたい」とトップを目指している。

 <東京B>距離がやや短いとはいえ1イーグル、5連続を含む9バーディーの62。浅地が実力を見せつけた。もっとも09年のこの大会では61をマークしており「61を上回りたかったが、パットが良くなかった。最終ホールはボギーだし」と悔しそう。4月のプロツアー、つるやオープンでは15位に入り、2日の関東アマで優勝しており、高校最後の今季は全国高校選手権はもちろん、日本ジュニア、日本アマといった日本タイトル制覇が目標だ。

 <埼玉>実力者のそろう埼玉栄の1年生、泉谷紘が7バーディー、1ボギーの66で優勝をさらった。3番で唯一のボギーを叩いたが「ボギーで気持ちを入れ直してプレーしました」と立ち直り、4連続バーディーで流れに乗り、自己ベストに結びつけた。兄・叡(3年)は昨年秋の埼玉大会優勝者でチームのキャプテン。兄やシード選手の先輩を抑えての優勝に泉谷紘は「ベストスコアを更新できてうれしい」と喜んだ。

 <神奈川>1年生の山田はパット、アプローチがさえて4バーディー、1ボギーの69をマーク。優勝に「まさかトップに立てるとは思っていなかった」と照れくさそう。青葉台中(神奈川)では全国大会出場の経験はないが、横浜旭陵進学後、恵まれた練習環境で急成長し、早くも結果を出した。関東大会に向け「トップ10に入り、全国大会へ行きたい」と目を輝かせた。

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2011年6月7日のニュース