故郷で決めた!ボッシュ決勝点でヒート2勝

[ 2011年6月7日 06:00 ]

終了間際にシュートを決めるボッシュ

 NBAファイナルは5日、第3戦が行われ、ヒートが敵地ダラスでマーベリクスを下して2勝1敗。昨季まで在籍したラプターズ時代を含め、生まれ故郷のダラスでデビュー以来8戦全敗だったクリス・ボッシュ(27)が同点で迎えた第4Q残り39・6秒にジャンプ・シュートを決め、これが決勝点になった。マ軍は第3Q途中で14点差をつけられながら猛反撃。ダーク・ノビツキー(32)は第4Qの15得点を含め34得点を稼いだが、最後に詰めを欠いた。

 ウェイドからジェームズにつないだパスがベースライン際にいたボッシュの手元に届いた。ハズレムが絶妙のスクリーンでノビツキーの動きを阻止。フリーになったボッシュから放たれたシュートはきれいなループを描いてリングに吸い込まれた。スコアは88―86。「シュートには自信があったし仲間にも助けられた」。最後のプレーはビッグ3とハズレムを加えた4人で演出。15点のリードを守れなかった第2戦とは対照的に、追い詰められたときに完璧なチームワークを発揮した。

 ダラス出身のボッシュはジェームズ同様、今季開幕前にヒートへ移籍。「全員がお互いを信頼しているのが強み」と新天地でも実力を発揮してきた。第4戦と第5戦に勝てば“ホーム”で自身初優勝。金メダルを獲得した北京五輪以来のタイトルが見えてきた。

 ▼マ軍キッド 最後に粘ったが、ダーク(ノビツキー)以外に誰かが活躍しないといけない。(チーム最年長の38歳。10アシストも無念の敗戦)

 ≪第3戦勝利でV率100%≫第2戦まで1勝1敗となったのは過去11回。第3戦を勝った方が全てシリーズを制覇しており、このデータに基づけばヒートのV率は100%。ノビツキーはフリースロー9本を全て成功。今プレーオフでの連続成功は37本に伸びた。

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2011年6月7日のニュース