フェデラー振り切った!ナダル「自信を取り戻せた優勝」

[ 2011年6月6日 08:06 ]

男子シングルスで2年連続6度目の優勝を決め、表彰式でカップを掲げるラファエル・ナダル

 テニスの四大大会第2戦、全仏オープン最終日は5日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝は第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を7―5、7―6、5―7、6―1で下し、2年連続6度目の優勝を果たした。25歳のナダルはビョルン・ボルグ(スウェーデン)の全仏最多優勝回数に並び、四大大会の通算10勝目を挙げた。優勝賞金は120万ユーロ(約1億4千万円)。

 力強いフォアで2セットを連取したナダルは、第3セットは落としたが、第4セットの第4、第6ゲームの相手サーブを破り、振り切った。2人の全仏決勝での対戦は2006~08年に続いて4度目で、ナダルが4戦全勝とした。

 2年前の覇者のフェデラーは、昨年の全豪オープン以来で、自身の四大大会最多記録を更新する17勝目はならなかった。

 ▼ラファエル・ナダルの話 ベストを尽くせた試合で最高のトーナメントになった。この優勝で残りのシーズンの重圧も減る。自信を取り戻せた優勝だ。

 ▼ロジャー・フェデラーの話 再び四大大会の決勝に戻ることができ、いい試合ができた。悲しさや不満はあまりない。ただ第4セットは残念だ。(共同)

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2011年6月6日のニュース