釜石SW 強豪チームを次々に破る大活躍

[ 2011年5月29日 19:00 ]

 東日本大震災復興支援の慈善大会として開催された7人制ラグビーの「セブンズフェスティバル」が29日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、被災地の岩手県釜石市に本拠を置くクラブチーム、釜石シーウェイブス(SW)が強豪チームを次々に破る活躍を見せた。

 日本選手権を7連覇した新日鉄釜石が前身の釜石SWは現在、15人制で国内最高峰のトップリーグの下部リーグに所属する。この日はトップリーグのトヨタ自動車とパナソニック(旧三洋電機)に勝つ大金星の連続で、沸き返る観客席では名物の大漁旗も振られた。佐伯悠主将(26)は「楽しかった。技術でかなわなくても、挑戦すれば何かが生まれる」と感激の表情だった。

 チームの支援組織「スクラム釜石」のメンバーで、7連覇当時の中心選手だった松尾雄治・成城大監督(57)は「釜石は第二の故郷。自分たちにできることで復興支援をしたい」と話した。

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2011年5月29日のニュース