ミセス初Ｖ！茂木　３年ぶり５度目のツアー優勝

最終日、18番で単独首位となるバーディーパットを決めギャラリーの声援に応える、通算５アンダーで優勝した茂木宏美

　ヨネックス・レディース最終日（２９日・新潟県ヨネックスＣＣ＝６３７６ヤード、パー７２）２打差の４位から出た３４歳の茂木宏美（赤城ＣＣ）が４バーディー、２ボギーの７０で回り、通算５アンダー、２１１で３年ぶりのツアー５勝目を挙げた。賞金は１０８０万円。１打差の２位は李知姫（韓国）。さらに１打差の３位は上原彩子（モスフードサービス）とキム・ソヒ（韓国）だった。横峯さくら（エプソン）は２アンダーの５位。酒井美紀（フリー）はイーブンパーの９位。佐伯三貴は２０位、不動裕理は５０位だった。

　茂木が３年ぶりの勝利をつかみ取った。

　昨年１０月に結婚した夫の窪田大輔さん（２９）との「優勝したら、クラブハウスでひっそりと祝おう」の約束も忘れ、１８番グリーン脇でしっかり抱き合った。ミセスとしての初Ｖの喜びはそれだけ大きかった。

　次の目標は「メジャー制覇」。四大大会優勝者に与えられる複数年シードを得られたとき、第１子をもうける計画が具体化する。

　▽茂木宏美の話　この３年間は長かった。トレーニングの成果で、最近はショットの精度が上がっていた。ツアーに同行し、食事など世話を焼いてくれる主人に感謝したい。