名古屋場所開催へ 文科相「まず報告を検証したい」

[ 2011年5月27日 14:11 ]

 高木義明文部科学相は27日の閣議後会見で、日本相撲協会が文科省の了承を得て、7月の名古屋場所の通常開催を目指す考えを示したことに「まずはこれまで協会が八百長問題の再発防止策をしっかり検討してきたか報告を受け、内容を検証し、考え方を出したい」と語った。

 名古屋場所の通常開催が正式に決まれば、本場所興行としては1月の初場所以来。高木文科相は開催の可否について「するかしないかはあくまでも協会の判断だ」と強調した上で、22日に終了した技量審査場所は「それぞれの力士が思いを込めて頑張っている。良い勝負も数々見られた」と評価した。

 放駒理事長(元大関魁傑)は八百長問題の「調査、処分、再発防止策」を本場所再開の条件に挙げていた。25人を処分して調査が終了し、再発防止策を実施した技量審査場所が22日に終わったことで、名古屋場所開催への障害はなくなっている。

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