「ようやく納得」藍 4強ならずも収穫大!

[ 2011年5月23日 06:00 ]

準々決勝、16番で第1打を放つ宮里

 USLPGAツアーのサイベースマッチプレー選手権第3日は21日、米ニュージャージー州グラッドストーンのハミルトンファームGC(6585ヤード、パー72)で、3回戦と準々決勝が行われ、宮里藍(25=サントリー)は3回戦で朴仁妃(22=韓国)を2アンド1で下したが、準々決勝でクリスティ・カー(33=米国)に3アンド2で敗れ、ベスト4入りを逃した。カーのほかに昨年賞金女王の崔羅蓮(韓国)、アンジェラ・スタンフォード(米国)、スサン・ペテルセン(ノルウェー)が準決勝に進んだ。(グラッドストーン・真田薫通信員)

 合計33ホールを回った長い1日を宮里は充実した表情で振り返った。「久しぶりに自分らしいゴルフができた。また一つ自信になった」。今季ここまで5試合でトップ10はゼロ。ようやく納得のいくプレーができたことに満足感を漂わせた。

 3回戦はショット、パットとも好調で朴仁妃を終始、リードし快勝。カー相手の準々決勝ではパットを決めきれず、一転、追う展開になった。それでも3ダウンで迎えた10番から意地を見せた。連続バーディーで1ダウンまで迫ると、12番パー3でも1メートルにつけた。だが、このバーディーパットがカップに蹴られて流れは止まった。それでも、ベスト8入りは今後に向けて明るい材料。「こういう感じだった、というのが思い出せた」。好調時の感覚を取り戻したのが何よりの収穫だった。

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2011年5月23日のニュース