マークシートを試験導入 観客らが敢闘精神を評価

[ 2011年5月16日 19:40 ]

 日本相撲協会は16日、力士の敢闘精神をマークシートで評価する八百長問題の再発防止策を、技量審査場所10日目の17日から試験的に実施すると発表した。同協会は9月の秋場所からの導入を検討している。

 協会が作成したサンプルでは「大変満足」「満足」「普通」「不満」の4段階で力士を評価する。協会関係者や、土俵の周囲に座る維持員らに約50枚を配布。意見を集約しながら必要に応じてマークシートを修正していく。今場所は試験導入のため結果は公表しない。

 二所ノ関広報部長(元関脇金剛)は「力士たちに観客の視線、評価する側の目を意識させることになり、攻防のある相撲、敢闘精神あふれる相撲が増えることが期待できる」とコメントした。

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2011年5月16日のニュース