最速幕内500勝の白鵬「関取になるまでの2年半が長かった」

[ 2011年5月12日 20:28 ]

技量審査場所5日目

(5月12日 両国国技館)
 北太樹を一方的に寄り切り、最速幕内500勝(99敗)を達成した白鵬は「今考えるとかなり速いな。関取になるまでの2年半が長かった」と感慨深く振り返った。

 年6場所制となった1958年以降の新入幕で、最速記録の大鵬と同じ幕内42場所目での500勝だが、大鵬は11日目での大台到達だった。通常の本場所とは違う中での記録更新にも「こういう場所でも勝敗は記録されるので明るいいいニュース」と喜んだ。

 これまで白鵬は、大鵬の連勝記録を更新し、6場所連続優勝の偉業にも並んだ。親交のある大先輩の存在を問われると「すごいのひと言。相撲人の中の相撲人」とあらためて尊敬のまなざしを向けた。

 ▼元横綱大鵬の納谷幸喜氏の話 今場所の白鵬は、自分から攻めていこうとしている。記録は素晴らしいね。これからも気持ちを引き締めて頑張ってほしい。ただし、記録は追うものではなく、結果的についてくるものだということも忘れないでほしい。

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2011年5月12日のニュース