吉田秀彦氏 柔道界復帰 実業団3部の監督就任「五輪の金メダリストを」

[ 2011年5月12日 17:28 ]

 1992年バルセロナ五輪の柔道男子78キロ級金メダリストで、昨年4月に総合格闘家を引退した吉田秀彦氏(41)が12日、東京都内で実業団男子3部のパーク24の監督就任を発表し、約9年ぶりに戻る柔道界で「日本一のチームをつくりたい」と抱負を述べた。

 プロ活動終了から1年が経過したため復帰が可能になり、12日付で全日本柔道連盟(全柔連)に指導者登録した。28日からの全日本実業団体対抗大会が監督デビューになる予定で「柔道界が盛り上がるように頑張っていきたい。ゆくゆくは五輪の金メダリストを育てたい」と話した。

 パーク24には、8月の世界選手権男子66キロ級代表の海老沼匡(明大)が来春に加入するという。

 記者会見には全柔連の上村春樹会長も同席し「吉田君は現役時代、最高を極めた。世界で一番の柔道部をつくってほしい」と激励した。

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2011年5月12日のニュース