大粒の涙 不運だった福原愛「悔いは残っていないけど悔しい」

[ 2011年5月12日 09:00 ]

女子シングルス3回戦で中国選手に敗れ、肩を落とす福原愛

世界選手権個人戦第4日

(5月11日 オランダ・ロッテルダム)
 女子シングルスで五輪出場権を争う石川と平野が直前に勝っていた。負けられない状況で臨んだ3回戦で福原は粘ったが、卓球王国の中国選手が相手では運が悪かった。3月のプロツアーに続き、苦手のカット打ちの選手に屈し、シングルスの出場権争いでやや後退した福原は「悔いは残っていないけど、悔しい」と大粒の涙を流した。

 第7シードの意地はのぞかせた。世界選手権までに中国やドイツでの合宿でカット対策に時間を割いた成果を見せ、第1ゲームは3―8から8連続得点で先取。しかし、第3ゲームを10―12で落としたことが響き、4ゲーム連続で奪われた。村上恭和・日本女子代表監督は「攻撃を組み合わせてよく対抗した。第3ゲームを取れれば、流れは違った」と残念がった。(共同)

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2011年5月12日のニュース