遼くん 国内メジャー最年少Vへ新アイアン投入

[ 2011年5月12日 06:00 ]

<日本プロゴルフ選手権>練習ラウンドの7番、どしゃ降りの雨の中、セカンドショットを放つ石川遼

 男子ゴルフの今季メジャー初戦「日本プロ選手権日清カップヌードル杯」は12日、兵庫・小野東洋GC(7158ヤード、パー71)で開幕。11日に最終調整を行った石川遼(パナソニック)は、7日に54歳で亡くなったセベ・バレステロス氏に19歳7カ月での国内メジャー最年少優勝を誓った。

 「(数々の)最年少記録を樹立してきたバレステロスさんの偉大さに気付かされた。記録に興味がなかったけど、意識が変わってきている。今年は意識するかな」。28年日本オープンで浅見緑蔵が記録した19歳9カ月の更新に意欲を示した。

 チャンスをものにするため、この日も操作性が高いマッスルバックの新アイアンを入れ、9ホールを回った。「弾道の高低をつけやすい」など一定の手応えをつかみ、試合で使うことを決めた。新アイアンを武器に、天国の偉大な先輩に雄姿を届ける。

 ◆慈善プロアマ 日本プロゴルフ協会(PGA)は11日、東日本大震災の復興支援として、7月10日にザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉)で慈善プロアマ大会を行うと発表。発起人には代表の杉原輝雄をはじめ青木功、尾崎将司、中嶋常幸、倉本昌弘、片山晋呉が名を連ねた。プロ30人が無報酬で出場し、アマチュア90人の参加費を義援金とする。また、来年の日本プロ選手権日清カップヌードル杯を栃木・烏山城CCで行うことも発表した。

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2011年5月12日のニュース