日本、カザフ圧倒で2連勝!

[ 2011年5月7日 23:01 ]

 ラグビーのアジア5カ国対抗は7日、バンコクのスパチャラサイ国立競技場で日本―カザフスタンを行い、日本が9トライを重ねて61―0と圧倒し、2連勝で勝ち点12とした。カザフスタンは3連敗で勝ち点0。

 9月開幕のワールドカップ(W杯)に向けて強化を進める日本は、開始早々にFB田辺(パナソニック)のトライで先制。終盤まで試合の主導権を握り続けたが、ライン攻撃で落球が目立ち、チャンスを逃す場面も多かった。

 東日本大震災の被災地へのメッセージとして、津波で宮城県気仙沼市の実家を流されたプロップ畠山(サントリー)が、この試合に限って主将を務めた。

 ▼カーワン日本代表ヘッドコーチ ライン攻撃は残念だったが、スクラムと密集戦は良かった。もう少しボールをキープをすれば、もっと得点できた。

 ▼大野均の話 ミスは多かったが、初戦の香港戦よりチーム力は上がっている。全員から日本の高いレベルを見せようという意志を感じた。

 ▼木津武士の話 4トライは初めて。全部、他のみんなのおかげ。要所で走っただけなのに、いいところでボールを回してくれた。

 ▼田辺淳の話 所属チームでもトライを取れないのに、代表で先制トライとは驚いた。ゴールキックは後半に決められてよかった。もう少しアピールしたかった。

 ▼畠山健介の話 チームのみんなが苦しい時に我慢してくれて誇りに思う。東北にはまだ助けの必要な人が多いことを全世界の人に伝えるため、今後も日本代表で頑張る。(共同)

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2011年5月7日のニュース