バレステロス氏が死去…メジャー通算5勝、54歳

[ 2011年5月7日 14:55 ]

セベ・バレステロス氏

 ゴルフのメジャー大会で5勝し、「セベ」の愛称で親しまれたスペインのかつての名選手、セベ・バレステロス氏(本名セベリアノ・バレステロス)が7日、がん性脳腫瘍の合併症のためスペイン北部の自宅で死去した。公式ホームページで親族が明らかにした。54歳だった。

 少年時代はシャフトを短く切った3番アイアンで腕を磨いた。1974年に16歳でプロ転向。天才肌の攻撃的なプレーで人気を博し、欧州ツアーで通算50勝をマークするなど活躍した。メジャー大会は全英オープンを79年、84年、88年に、マスターズ・トーナメントは80年、83年に制した。

 77年、78年と日本オープンで2連覇するなど日本にもなじみが深く、テレビCMにも出演した。99年にゴルフの世界殿堂入りを果たし、2007年に現役を引退。08年に脳腫瘍の手術を受けてからは闘病生活を送っていた。(共同)

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2011年5月7日のニュース