松尾氏 「スクラム釜石」設立で釜石SW支援

[ 2011年5月5日 06:00 ]

記者会見を終え、ポーズをとるスクラム釜石のメンバー。左から2人目は松尾雄治氏

 新日鉄釜石ラグビー部OBで元日本代表SOの松尾雄治氏(57)らが4日、都内で釜石シーウェイブス(SW)を支援する「スクラム釜石」の設立を発表した。

 個人サポーターの会費で活動している釜石SWは東日本大震災の影響でチームの運営費が約2000万円不足。1口2000円で会費を募り、1万人の会員を目指す。支援活動のキャプテンを務める松尾氏は「選手がラグビーに取り組んでいる姿勢を見せれば釜石市民の勇気につながる。釜石が完全復興するまで活動を続けていきたい」と話した。

 ≪菅野「勇気づけたい」≫早大OBで釜石SWのWTB菅野朋幸(26)が5日の早慶明3大学チャリティーマッチ(秩父宮)で活躍を誓った。勤務先の新日鉄釜石総務部では震災の対応に追われて大忙し。福島県本宮市の実家は地元の野菜や果物の行商で生計を立てているが、風評被害に苦しむ。都内で前日練習を行った菅野は「自分のできることを精いっぱいやって勇気づけたい」と意気込んだ。

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2011年5月5日のニュース