カザフ戦の先発発表…実家被災の畠山が主将に

[ 2011年5月2日 21:04 ]

 ラグビー日本代表のカーワン・ヘッドコーチ(HC)は2日、香港での練習終了後にアジア5カ国対抗の第2戦、カザフスタン戦(7日・バンコク)の先発メンバーを発表し、東日本大震災で宮城県気仙沼市の実家が津波で流されたプロップ畠山健介(サントリー)が主将を務めることになった。

 同HCは「この1試合だけの主将で、日本へのメッセージ」と趣旨を説明した。畠山は初の代表主将の大役に「体を張ったプレーで被災地や東北の方々を勇気づけたい」と意欲を燃やした。相手のペナルティーの際に、主将はPGを狙うかキックで陣地を取るかなど判断を迫られるが「自陣ゴール前でスクラムを選択しますよ」と笑いを誘う場面もあった。

 先発の顔触れは4月30日の香港戦から10人が代わった。メンバーは次の通り。

 ▽FW 平島久照、木津武士、谷口到(以上神戸製鋼)畠山、大野均(東芝)トンプソン・ルーク、タウファ統悦(以上近鉄)菊谷崇(トヨタ自動車)▽HB 田中史朗(パナソニック)ショーン・ウェブ(コカ・コーラウエスト)▽TB 上田泰平(ホンダ)今村雄太(神戸製鋼)平浩二(サントリー)アリシ・トゥプアイレイ(キヤノン)▽FB 田辺淳(パナソニック)

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2011年5月2日のニュース