野村 初の決勝Rに「緊張」52位に後退

[ 2011年5月2日 06:00 ]

第3ラウンド、52位に後退した野村敏京

USLPGAツアーアブネット・クラシック第3日

(4月30日 米アラバマ州モービル RTJトレール・マグノリアグローブ=6502ヤード、パー72)
 初めての決勝ラウンドに臨んだ野村敏京(18=フリー)は、強風の中、3バーディー、7ボギーの76とスコアを落とし、通算4オーバーで52位に後退した。16歳のプロ、アレクシス・トンプソン(米国)が67をマークし、通算7アンダーで金(キム)ソンヒ(22=韓国)と並んで首位に立った。

 初めての決勝ラウンドに「緊張した」という野村は76とスコアを落とし、「自分に足りないものは心」と語った。1番で1・8メートルにつけてバーディー発進したものの、その後は苦戦。飛距離はトッププロに見劣りしなかったが「下りのアプローチと1~2メートルのパットは特に緊張する」とショートゲームで安定感を欠いた。最終日に向け「通算イーブンに戻すよう4アンダーで回りたい。自信を持って頑張りたい」と気合を入れ直した。

 ≪16歳トンプソン首位タイ≫トンプソンが6バーディー、1ボギーの67で回り、首位に並んだ。07年の全米女子オープンに12歳4カ月で出場した“天才少女”は、昨年6月に史上最年少の15歳4カ月でプロ転向。主催者推薦で出た今大会はパットを武器に初優勝に王手をかけた。勝てば05年にクリーマーが記録した18歳9カ月を上回る16歳2カ月の最年少Vとなる。「一打一打に集中したい。ここ数日のようにプレーすればうまくいくと思う」と最終日に目を向けた。

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2011年5月2日のニュース