技量審査場所 被災者3000人招待構想

[ 2011年4月26日 18:38 ]

 日本相撲協会に八百長の再発防止策を提言した大相撲新生委員会の島村宜伸委員長(日本プロスポーツ協会会長、元農相)は26日、東日本大震災の被災者支援の一環として、子どもたちを中心に、被災者3000人を技量審査場所(5月8日初日・両国国技館)に招待する構想を明らかにした。

 初日は宮城県、8日目(15日)は福島県、千秋楽(22日)には岩手県から各日1000人ずつを招待する考えで、バス代、宿泊代、食事代は島村氏が提供する意向。既に宮城県には連絡しているそうで、実際に招待する年齢層については各自治体との交渉になるという。島村氏は「(機会がなければ)一生国技を見られない子どももいる。何とか成功させたい」と話した。

 相撲協会の二所ノ関広報部長(元関脇金剛)は「案としてはある。細かいところまで決まったら、発表できるんじゃないか」と述べるにとどまった。

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2011年4月26日のニュース