女子やり投げで海老原V!選抜陸上

[ 2011年4月23日 18:14 ]

女子やり投げ 57メートル68で優勝した海老原有希

 今夏の世界選手権(大邱=韓国)代表選考会を兼ねた陸上の日本グランプリシリーズ第1戦、日本選抜和歌山大会第1日は23日、和歌山市の紀三井寺陸上競技場で行われ、女子やり投げで広州アジア大会金メダルの海老原有希(スズキ浜松AC)が57メートル68で優勝した。女子走り高跳びは秋塚潔香(鎌ケ谷みちるAC)が1メートル70で制した。十種競技の前半は右代啓祐(スズキ浜松AC)が3882点でトップに立ち、七種競技は4種目を終えて本多綾(チームミズノ)が3012点でリードした。

 大雨と強風のため開始時刻が3時間遅れた女子やり投げは、日本記録保持者の海老原が2投目に57メートル68を記録し、他選手を寄せ付けず優勝。「60メートルくらい投げたかったが、ことしの1戦目だし、天候のことを考えたら(記録は)良かったのでは」と自己評価した。

 冬場のウエートトレーニングで筋力が上がり、練習で投げる距離は「昨年より2、3メートル伸びている」という。参加標準記録Aを保持し、出場確実な世界選手権へ向け「決勝には残りたい。とにかく60メートルは必須」と気を引き締めた。

続きを表示

2011年4月23日のニュース