全日本柔道連盟 指導者資格制度を導入へ

[ 2011年4月22日 20:05 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は22日、東京・講道館で理事会と評議員会を開き、指導者の資質向上を図るため、2013年4月から「指導者資格付与制度」を導入し、3段階のレベルに分けたライセンスを交付することを決めた。

 全柔連は全国各地の試合や練習で起きている死亡事故など、指導者の責任が問われる事例が少なくないことを憂慮。小野沢弘史専務理事は「指導者の地位を保証することで社会的信用が高まり、リスク管理にもつながる」と説明した。

 これまで20歳以上の有段者であれば指導者登録ができたが、新制度は資格レベルを3段階に分けた。全柔連主催の全国大会で監督ができる「A」は24歳以上で5段以上、地区大会レベルの「B」は22歳以上で4段以上、都道府県大会レベルの「C」は20歳以上で3段以上となっている。

 来年までは移行期間で、資格取得希望者はことし6月から来年9月末までに全国で実施される講習会を受講後、全柔連の審査を受ける。

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2011年4月22日のニュース