東北4県で高校総体開催へ 岩手2競技は代替開催

[ 2011年4月22日 20:03 ]

 全国高等学校体育連盟(全国高体連)は22日、東京都内で中央委員会を開き、東北4県(青森、岩手、秋田、宮城)での7、8月の全国高校総体を予定通り開催する方針を固めた。東日本大震災の影響で岩手など一部開催県で見直されている予算が承認されれば、正式に決まる。

 中央委は震災による津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市で行う予定だったセーリング、レスリングで代替開催地を探すことも確認。震災で実施が困難になった予選、被災地から転校した生徒の参加資格には柔軟に対応する。

 選手が競技以外で被災者と交流する試みも今後検討するという。高体連の中川恵事務局長は「運営費や設備費も削れる部分を削って復興の予算に回したい」と述べた。

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2011年4月22日のニュース