技量審査場所、常連客に座席確保優先権

[ 2011年4月13日 06:00 ]

 大相撲の技量審査場所(5月8日初日、両国国技館)で常連客が優先的に座席を確保できることが決まった。両国国技館の全座席の4~6割の入場券の手配を扱う相撲案内所をまとめる国技館サービスの鷹中将社長が12日、明かした。

 相撲案内所は7日に無料開放を決めた相撲協会に対して常連客の座席確保を要望しており、それが受け入れられた。相撲案内所は常連客に「整理券を4月25日すぎにお届けさせていただく予定」と書いた文書を送付する予定。相撲案内所が通常の本場所中に行う「座席案内」や「お土産販売」などのサービスは行わないという。

 また、国技館サービスは技量審査場所中にグッズや力士弁当などの売店営業を行わないことも決定。250円のちゃんこサービスなどの営業も停止するが、館内では必要最低限の飲食物だけ販売する。

 ≪震災影響で国技館名物“消える”≫技量審査場所では国技館名物の“焼き鳥”も販売されない。本場所中に1日1万本焼ける9台の最新の自動焼き鳥機で焼いているが、今回は東日本大震災の影響で岩手県産の鶏肉が手に入らないために発売中止を決定。国技館サービスの鷹中社長は「長年、岩手の鶏を使ってきた。よそのを仕入れることはない。浮気はしません」と説明した。

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2011年4月13日のニュース