ソフト女子が開幕 上野、ライバルに敗れる

[ 2011年4月9日 20:56 ]

 ソフトボールの日本リーグ女子が9日、名古屋市のナゴヤドームで開幕、豊田自動織機がルネサスエレクトロニクス高崎に2―0で競り勝った。選手は東日本大震災への募金活動を行い、第1試合開始時には観客とともに黙とうをささげた。予定通りに開幕を迎え、関係者は「栃木が本拠地で、最も被災したホンダさんが『ぜひやってください』と言ってくれて、開催にこぎつけられた」と話した。

 今季から豊田自動織機に加入したオスターマン(米国)と、ルネサスエレクトロニクス高崎の上野が対戦し、2―0でオスターマンが投げ勝った。

 2人は北京五輪の決勝で投げ合ったライバル。タイブレークの延長八回の末に競り負けた上野は「オスターマンはアメリカのエース。意識して投げ合う相手」と悔しさをにじませた。

 また、このリーグ戦は東日本大震災の災害復興支援大会として行われる。「いま元気を出せる人間は、全力で元気を出していきたい」と話した。

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2011年4月9日のニュース