白鵬 福島訪問「私も怖かったが現地の人はもっと怖かったと思う」

[ 2011年4月9日 12:19 ]

避難所を訪れ、生後2カ月の赤ちゃんを抱く横綱白鵬関

 大相撲の横綱白鵬は9日、東日本大震災の避難所となっている福島県石川町の総合運動公園体育館を訪れ、鹿児島県霧島市の飲料水を届けた。

 大震災が起きて以来、初めて東北を訪れた白鵬は「大地震の日は私は26歳の誕生日で忘れられない日になった。私も怖かったが現地の人はもっと怖かったと思う。きょうは元気を与えることができたらうれしく思う」と話した。

 避難所で生活する約200人を激励した。同避難所には楢葉町、広野町など福島第1原発から30キロ以内に自宅がある住民が集まっている。

 今回の慰問は白鵬が「おじゃんせ霧島大使」を務めることから実現した。水は近隣の浅川町、古殿町、玉川村にも配られる。

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2011年4月9日のニュース