蒼国来、星風もクロ認定…引退勧告へ

[ 2011年4月9日 06:00 ]

 大相撲の八百長問題の実態解明を目指す特別調査委員会が、9日に東京・両国国技館で行う会合で八百長関与の継続調査対象となっていた幕内・蒼国来と十両・星風の関与を認定する方向であることが分かった。関与認定者は、1日の理事会で「引退(退職)勧告」「2年間の出場停止」などを通告された23人と合わせて25人になる。

 調査委関係者によると、2力士は一貫して関与を否定していたが、関与を認めた前竹縄親方(元幕内・春日錦)らにも再度証言を求めて判断したという。委員の1人は「こちらが出した処分案が変わることはないだろう」と話した。

 相撲協会は近日中の臨時理事会で処分を検討するが、八百長の関与を否定しながらクロと認定された力士らと同じく引退勧告とする。星風の師匠で相撲協会本部付き委員の尾車親方(元大関・琴風)と蒼国来の師匠・荒汐親方(元小結・大豊)も降格処分などが下される。

 また、力士が提出した3台の携帯電話のメール解析は継続中で、結果次第では新たな関与者が出てくる可能性もある。

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2011年4月9日のニュース