「ウッズとV争い」遼“明確イメトレ”で自信回復

[ 2011年4月7日 06:00 ]

16番、水切りショットを披露する手前左から石川、藤田

 今季メジャー初戦となるマスターズは、7日に米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで開幕する。石川遼(19=パナソニック)は5日も藤田寛之(41=葛城GC)と9ホールを回り、13番パー5ではイーグルを奪うなど本番に向けて万全の仕上がり。2月からの米ツアー遠征で予選落ちが続き、自信を失いかけていたが「タイガー・ウッズとの優勝争い」という明確な目標を抱くことで自信を完全に取り戻した。

 予選落ちにうちひしがれていたのがわずか2週間前のこと。しかし、マスターズの開幕を目前に控えた石川の顔には生気がみなぎっていた。

 「全てがいい状態にある。充実した練習ラウンドができてるし、何よりも自分のゴルフの状態がいいので安心できる。オーガスタは自分向きのコースだとも思ってる」

 2週前のアーノルド・パーマー招待で予選落ちした時には「ここまで結果が出ないと自分のやっていることが信じられなくなる」と、どん底に突き落とされた。だが、明確なイメージトレを繰り返したことで、失いかけた自信をV字回復させることに成功した。

 昨年のマスターズでは予選突破を意識するあまり、硬くなって予選落ち。その反省から「次のマスターズは優勝争いを目標にする」と言い続けてきた。オーガスタ入り後、漠然としていた“優勝争い”のイメージを突き詰めた結果、「タイガー・ウッズとの優勝争い」という目標に行き着いた。「自分を奮い立たせてくれる一番の存在」というウッズとの対決を何度も思い描くことで、沈んだ気持ちは前向きに戻っていった。

 さらに、中嶋常幸の太鼓判も背中を押してくれた。3日にテレビの収録で対談した際、「オレはできると思った人間にしか言わない。おまえには優勝争いができる」と力強い言葉をもらった。「凄くうれしかったし、自分の目標設定に対して自信をもてた」と意気に感じた。

 もちろんメンタルだけではなく、プレーでも手応えがある。苦手の16番パー3でバーディーを奪った前日に続いて、この日は13番パー5で20メートル近いロングパットを沈めてイーグルを奪取。「練習の質は上がってるし、体力もついた」。マスターズで活躍するために必要な心技体。それが、今の石川には備わっている。

 ≪メジャー3勝ハリントンと同組≫5日には予選ラウンドの組み合わせが発表され、石川はメジャー通算3勝のパドレイグ・ハリントン(39=アイルランド)とビル・ハース(28=米国)と同組になった。第1ラウンドは7日の9時57分(日本時間22時57分)、第2ラウンドは8日の13時4分(日本時間26時4分)にスタートする。

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