4時間超…評議員会で八百長処分承認

[ 2011年4月3日 19:39 ]

 八百長関与者を大量に処分した日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で全親方や行司の代表らによる臨時の評議員会を開き、出席者によると、力士への引退勧告処分など理事会の決定事項を承認した。

 評議員会は4時間を超えて行われ、はじめに八百長問題の実態解明に当たった特別調査委員会が調査内容について報告した。主に弟子を処分された親方から質問が相次ぎ「供述だけで証拠と言えるのか」「協会の責任をもっと強く打ち出し、力士の処分を軽くしてもいいのでは」という意見が出たという。

 その後は理事会メンバーである放駒理事長(元大関魁傑)ら協会役員に対し、残りの評議員が処分の軽減を要求。議論は平行線をたどったが、役員を一度退室させて親方衆らで話し合った結果、最終的には理事会が決めた処分を受け入れることでまとまった。

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2011年4月3日のニュース