JOCの救援医療チーム 大船渡に向け出発

[ 2011年3月28日 10:19 ]

 東日本大震災を受けて日本オリンピック委員会(JOC)が結成した救援医療チームが28日、岩手県大船渡市に向けて、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)をワゴン車で出発した。

 第1陣は、勤務先の病院で有給休暇を取って参加した整形外科や産婦人科の医師ら6人。JOC情報・医・科学専門委員会の委員で、リーダーの増島篤医師(58)は「五輪やアジア大会で培ったノウハウが、少しでも被災者のお役に立てばいい」と話した。

 チームは大船渡市内の寺に寝泊まりし、避難所などで被災者の支援に当たる予定。JOCの市原則之専務理事は「行政の手が回らないところを、しっかりサポートしてほしい」と激励し、NTCで合宿している体操女子の田中理恵選手(日体大大学院)ら約100人が見送った。

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2011年3月28日のニュース