勘を鈍らせないため…行司が稽古で土俵に入る

[ 2011年3月21日 06:00 ]

 東京都江東区の高田川部屋で20日、朝稽古が行われ、序ノ口行司の木村勝之助(17)が軍配を持って土俵に入り、本場所同様に振る舞った。

 春場所中止を受け勝負を裁く勘を鈍らせないのが目的。見守った同部屋所属の幕内行司の木村和一郎(51)は「こんな経験、今までにない。特に若い行司には、こういう場が必要だと思う」と力説した。一方、師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)は「力士の手つきのチェックにもなるし、稽古場の雰囲気が締まる」と話した。

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2011年3月21日のニュース