福島県相馬市の玉ノ井部屋合宿所が全壊「更地になった…」

[ 2011年3月13日 20:35 ]

東日本大震災

 大相撲の玉ノ井親方(元大関栃東)は13日、福島県相馬市の玉ノ井部屋合宿所が「津波で全部流され、更地になったとの報告を受けた」と東日本大震災で全壊したことを明らかにした。

 先代の玉ノ井親方(元関脇栃東)が福島県相馬市出身という縁で、玉ノ井部屋は毎年8月に夏合宿を開催してきた。先代の次男、玉ノ井親方は「なじみ深い街だから本当につらい。いずれは力士たちと一緒に、相馬市でちゃんこ鍋の炊き出しに行き、被災者の方々を励ましたい」と悲痛な思いを打ち明けた。

 また仙台市青葉区出身の浜風親方(元幕内五城楼)は震災が起きた11日の夜、同区に住む両親らの無事を電話で確認。「連絡が取れたのは一度だけ。実家の壁はすべて倒れたようだし…」と心配そうに話した。

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2011年3月13日のニュース