W杯で日本を支えた杉田氏 五輪でも高地対策を応用へ

[ 2011年3月4日 19:00 ]

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で16強入りした日本を高地対策の専門家として支えた杉田正明・三重大准教授が4日、東京都内で開かれたスポーツコーチサミットで基調講演し、来年のロンドン五輪で他競技にノウハウを応用できる考えを示した。

 昨年2月にサッカー日本代表の岡田武史前監督から依頼を受けた杉田氏は現地まで同行して高地順化を図り、尿検査で選手の筋肉や内臓の疲労度をチェックした。W杯の成功を受け、既にフェンシングやトライアスロンの合宿で選手の尿検査を始めたという。杉田氏は「個別のデータを蓄積すれば今後に役立つ。女子マラソンでも取り組めると思う」と話した。

続きを表示

2011年3月4日のニュース