放駒理事長「まだ分からない」 竹縄親方「40人八百長関与」報道で

[ 2011年3月2日 11:57 ]

 大相撲の八百長問題で関与を認めている竹縄親方(35)=本名鈴木孝洋、千葉県出身、春日野部屋=が「約40人の力士が八百長に関わっていた」と周辺関係者に漏らしたと一部で報じられた件で、日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は2日、東京都杉並区の放駒部屋で「全て特別調査委員会に委ねているところだから、まだ分からない」と述べた。竹縄親方が現役三役力士の関与も発言しているとの報道内容には「聞いていない」と話した。

 竹縄親方は同日午前、東京都墨田区の春日野部屋で朝稽古後に報道陣の質問に対し、硬い表情のまま終始無言で部屋近くの自宅に戻った。

 協会関係者によると、特別調査委との数回にわたる聞き取り調査の中で竹縄親方は、一連の八百長問題で疑惑力士として名前が挙がっている14人以外にも関与者が複数いることを示唆していたという。

 竹縄親方は、昨年3月の春場所と同年5月の夏場所で十両千代白鵬や十両清瀬海、仲介人とされる三段目の恵那司との間で星の貸し借りをうかがわせる「八百長メール」をやりとりしていたことが2月上旬に発覚。千代白鵬、恵那司とともに相撲協会理事会の席上で八百長への関与を認めた。

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2011年3月2日のニュース