NZで合宿中…福士選手ら無事 速やかに帰国へ

[ 2011年2月23日 06:00 ]

ニュージーランド・クライストチャーチ地震

 日本陸上競技連盟は22日、クライストチャーチで女子長距離勢の合宿中だった5000メートル日本記録保持者の福士加代子選手(ワコール)やマラソンの主力、赤羽有紀子選手(ホクレン)らの無事を確認した。27日まで予定されていた合宿を中止し、選手9人を含めた関係者15人は速やかに帰国させる方針を固めた。

 日本陸連によると、現地のスタッフから「特に問題はない。余震は続いているが、安全を確保した」と連絡を受けた。宿泊施設の周辺に地面の液状化が起こったため、安全な場所へ宿舎を変更した。北京五輪マラソン代表の中村友梨香選手(天満屋)のほか、実業団から派遣された選手らを含めて10数人が滞在しているという。

 ニュージーランドはラグビー強国として有名で、今秋にW杯を開催する。関東ラグビー協会などによると、現在同国に遠征している日本のチームはない。日本を含む他国のチームが7、8月に合宿を盛んに行う。

 北海道の札幌山の手高ラグビー部は3月に同国へ遠征する予定。佐藤幹夫監督は「なかなか連絡がつかない。ことしの合宿は北島のオークランドだけになるかもしれない」と話した。

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2011年2月23日のニュース