陸上の福士選手ら関係者15人は帰国へ

[ 2011年2月23日 00:08 ]

 日本陸上競技連盟は22日、ニュージーランド地震のあったクライストチャーチ市で女子長距離勢の合宿中だった5000メートル日本記録保持者の福士加代子選手(ワコール)やマラソンの主力、赤羽有紀子選手(ホクレン)らの無事を確認した。日本陸連関係者によると、27日まで予定されていた合宿を中止し、選手9人を含めた関係者15人は速やかに帰国させる方針を固めたという。

 日本陸連によると、現地のスタッフから「特に問題はない。余震は続いているが、安全を確保した」と連絡を受けた。滞在していたホテルは水道、電気が止まったため、市内の別のホテルに移った。北京五輪マラソン代表の中村友梨香選手(天満屋)や、実業団から派遣された選手らを含めて計15人が滞在している。

 日本テニス協会によると、クライストチャーチで開催中のシニアの世界チーム選手権に日本から男子5選手が参加し、全員無事との連絡があった。地震が起きた時に試合中だった岩見亮選手(ラウダ)の情報では、コートで地割れが起きた。

 ニュージーランドはラグビー強国として有名で今秋にワールドカップ(W杯)を開催する。関東ラグビー協会などによると、現在同国に遠征している日本のチームはない。北海道の札幌山の手高ラグビー部は3月に遠征する予定。佐藤幹夫監督は「なかなか連絡がつかない。ことしの合宿は北島のオークランドだけになるかもしれない」と話した。

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2011年2月23日のニュース