遼くん 予選落ちも「いい感じ」と収獲を強調

[ 2011年2月21日 06:00 ]

第2ラウンド、通算7オーバーの110位で決勝ラウンドに進めなかった石川遼

USPGAツアー・ノーザントラスト・オープン第3日

(2月19日 米カリフォルニア州パシフィックパリセーズ・リビエラCC(7325ヤード、パー71))
 前日サスペンデッドとなった第2ラウンドの残り2ホールを消化した石川遼(19=パナソニック)は、通算7オーバーの110位で予選落ちした。次戦のアクセンチュア・マッチプレー選手権(23日開幕、米アリゾナ州)で巻き返しを図るが、欧州ツアーで絶好調の強敵が立ちはだかる。今田竜二(34=フリー)は第2ラウンドの残りを棄権。53位で日本勢唯一の予選突破となった池田勇太(25=日清食品)は、第3ラウンドで74を叩いて通算5オーバーの71位に後退した。

 予選落ちが決定的な状況で、わずか2ホールのためだけに午前7時にプレーを再開した。30分ほどでラウンドは終了したが、石川は「スイングを修正したらいい感じでプレーができた。土曜日もコースにいられてよかった」と収穫を強調した。

 初日からの課題だった番手の中間距離となるアイアンショットでバーディーチャンスをつくれた。「前傾を崩さずにスイングすることを注意してやったらベストな球が打てた」と前向きな手応えを口にした。

 ただし、カットラインに4打も及ばずの予選落ちで、迎える次戦も厳しい情勢は変わらない。1回戦の相手となるシャール・シュワーツェル(26=南アフリカ)は、欧州ツアー通算6勝の実力派。特に今季は充実のプレーを見せており、出場6試合で1勝を含む5度のトップ10入りで賞金ランク2位につけている。「ヘッドの軌道が理想的な選手。トップのコンパクトさ、レイドオフの感じが見ていてうらやましい」と石川も強さは承知済み。日本のエースにとっては、苦しい戦いが続くことになる。

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2011年2月21日のニュース