真央、拍手に笑顔なく「やっぱり悔しい」SP2位

[ 2011年2月20日 06:00 ]

女子SPで華麗な演技を披露する浅田真央

四大陸選手権第3日 女子SP

(2月19日 台湾・台北)
 フィギュアスケート四大陸選手権第3日は19日、台湾・台北で女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央(20=中京大)はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にミスが出たものの、今季自己最高の63・41点で、トップと3・17点差の2位につけた。安藤美姫(23=トヨタ自動車)も今季自己最高の66・58点をマークして、首位に立った。

 観客から大きな拍手が起こっても、演技後の浅田から笑みがこぼれることはなかった。脳裏に刻まれていたのは冒頭のミス。「ジャンプ以外はよかったけれど、やっぱり悔しい。大きなジャンプを試合の1発目で決めるのは難しい」。演技最初のジャンプであるトリプルアクセルの着氷でバランスを崩し、両足をついてしまって「回転不足」と判定された。

 直前の6分間練習では2度挑戦し、1回目は「たくさん回転してしまって」転倒していた。2回目は成功したものの「本番でしっかりと冷静な気持ちで臨むことができなかった」と直前の転倒が微妙に影響した。

 それでも今季ベストを13・31点更新した。衣装は胸と腰に赤いバラをあしらったものから、腰回りにレインボーカラーのスパンコールを使ったスッキリしたタイプに変更。不振に泣いたシーズン前半戦から気分一新で挑むと、トリプルアクセル以外は完璧にこなした。

 地元紙では「清純浅田」と紹介されたが、成人式も済ませ、もうすっかり大人だ。今大会はマネジャーが同行せず、1人で台湾入り。前日の昼食はホテル近くで小籠包(ショウロンポウ)、大根餅も堪能したが、夜は油の多い中華料理を避けるなど食生活も自己管理している。今季から師事する佐藤信夫コーチ(69)の1月3日の誕生日には同門の小塚と一緒にカバンをプレゼント。心遣いも大人の女性だ。

 20日のフリーでも成長した姿を見せる準備はできている。再びトリプルアクセルに挑戦するが「少し波はあるけれど安定してきている。あすは大丈夫だと思う」と強気に言った。「世界選手権(3月、東京)につながる演技をしたい」。2連覇のかかる大舞台に自信を持って立つためにも必ず得意技を決める。

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