美香7位に浮上、藍は23位、桃子は16位

[ 2011年2月19日 17:34 ]

第3ラウンド、2番でティーショットを放つ宮里美香

 米女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ホンダLPGAは19日、タイ・パタヤのサイアムCC(6469ヤード、パー72)で第3ラウンドを行い、14位で出た宮里美香は4バーディー、2ボギーの70とスコアを伸ばし、通算4アンダーの212で7位に浮上した。4位で出た上田桃子は75と崩れ、通算2アンダーで16位に落ちた。前年優勝の宮里藍は73で、通算1オーバーの23位。70で回ったヤニ・ツェン(台湾)が通算9アンダーの207で首位に立った。金寅敬(韓国)とミシェル・ウィー(米国)が1打差の2位、さらに1打差のポーラ・クリーマー(米国)が4位にいる。

 、宮里美が安定感を増したショット、パットで70として上位に迫った。「最終日に向けていい位置にいる」。手応えから、自然と声が弾んだ。
 5番(パー4)は第2打、8番(パー3)は第1打をピンに絡ませ、12番は4メートルのパットを決め、スコアをのばした。18番は2メートルをスライスラインに乗せて四つ目のバーディー。「きのうほとんど外していたスライスのパットを練習し、勇気を持って打った」と満足顔だった。米ツアーの過去最高は3位。その更新も十分視野に入っている。

 ▼宮里藍の話 前半にバーディーとボギーがセットになって、スコアを伸ばせなかった。それでも風とピン位置が難しい中、我慢のゴルフができた。アプローチの距離感の問題だけだと思う。最終日はしっかり前半に流れをつくりたい。

 ▼宮里美香の話 後半はボギーなしで、18番をバーディーで終われて良かった。3日目にスコアをのばせたことは大きいし、最終日に向けていい位置にいる。きのう外していたスライスのパットを練習し、勇気を持って打った。一打に集中できている。

 ▼上田桃子の話 3パットを4度もしてしまった。コースマネジメントのミスももったいなかった。(世界ランキング1位の曽雅?とのラウンドは)楽しかった。気持ちが入っていたのか、ショットが思ったより飛び、全部奥にいってしまった。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月19日のニュース