高橋 世界連覇へ4回転へ強いこだわり

[ 2011年2月17日 06:00 ]

公式練習で転倒し、苦笑いの高橋大輔

 フィギュアスケートの四大陸選手権は17日に台湾の台北で開幕する。世界王者の高橋大輔(24=関大大学院)は16日、現地で初練習を行い、4回転ジャンプを精力的に跳んだ。成功こそなかったが、世界選手権(3月、東京)を占う大事な戦いを前に4回転ジャンプへの強いこだわりをみせた。

 高橋は転んでも転んでも、4回転ジャンプに挑戦し続けた。挑むこと計8回。4度は転倒し、氷に体を打ちつけた。2回はすっぽ抜ける“パンク”で、2回は両足着氷。1度も成功することなく終わり「調子は見ての通り。いつも通りだけど、悪いです」と不調を素直に受け入れたが、明るく前向きな表情が折れない気持ちを表していた。

 今季のGPファイナル覇者のパトリック・チャン(カナダ)は1月のカナダ選手権でSPとフリーで計3度4回転に成功した。国際スケート連盟公認の記録ではないが、総合得点で高橋の持つ世界最高得点264・41点を大幅に上回る驚異的な285・85点をマーク。今大会には出場しないが、連覇を狙う3月の世界選手権では最大のライバルとなることは間違いない。そのチャンに勝つには今季初戦のNHK杯でしか決めていない4回転を成功させることが不可欠であることを高橋は十分に自覚している。

 体重コントロールも4回転ジャンプ成功のカギを握る。「ちょっと太った。体脂肪は本当は7%がベストだけど、今は9、10%ぐらいかな」。今回は台湾名物の小籠包(ショウロンポウ)も「おいしいと聞いているけど、食べない」と節制を決め込んだ。世界選手権へのステップとなる今大会。練習ではプログラム後半の演技構成を手直ししたフリーの曲を流して確認するなど、ジャンプ以外の部分の仕上がり具合は上々。「この試合をきっかけに調子を上げていきたい。不安要素のジャンプが今回のテーマになる」。頭にあるのは4回転に成功するイメージだけ。世界王者のプライドを懸けて大技に挑む。

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