警備員&境界線…厳戒 関取呼び出し面接!

[ 2011年2月11日 06:00 ]

通路を通って会見場へ向かう放駒理事長(左)

大相撲・八百長疑惑

 特別調査委員会は都内のホテルで大関・魁皇、関脇・琴奨菊、幕内・武州山ら関取を呼び出し面談を行った。

 ホテル側は八百長問題への世間の注目が高まっていることもあり、混乱を避けるために出入り口付近に6人の警備員を配置し警戒。ホテル玄関前の車寄せの周辺には駐車場で使うカラーコーンを置いて“境界線”をつくり、報道陣も近づけないような“厳戒態勢”を敷いた。

 そんな状況の中、午前中には八百長を認めている竹縄親方(元幕内・春日錦)、午後には八百長疑惑が持たれている幕内・豊桜への聴取も行われた。それぞれ約1時間の再聴取を受けた2人は無言でホテルを後にした。一方、武州山は「携帯電話と預金通帳を持ってきたが必要なかった。見せたが持って帰ってきた。しゃべらないように言われているので」と特別調査委から“かん口令”が出ていることを明かした。また、約50分の面談を受けた魁皇も報道陣の「どんなことを話したの?」の問いに「いろいろ」と話しただけで迎えの車に乗り込んだ。

 特別調査委はこの日、21人から話を聞き、3日間で54人の聴取を完了。対象となる関取は昨年初場所から今年初場所までに十両以上を経験している協会員の76人と発表した。疑惑を持たれている14人以外の聴取は12日に完了し、佐ノ山親方(元大関・千代大海)、立川親方(元関脇・土佐ノ海)、関ノ戸親方(元小結・岩木山)の面談は後日行う予定だ。

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2011年2月11日のニュース