特別調査委が会見「アンケートで特定難しい」

[ 2011年2月6日 06:00 ]

会議室の席に着いた特別調査委員会メンバー。左から吉野氏、伊藤座長、日本相撲協会・村山副理事長

大相撲・八百長疑惑

 日本相撲協会の特別調査委員会は5日、東京・両国国技館で会議を行った。会議後の会見で伊藤座長は1000人近い全協会員を対象に実施した八百長に関するアンケートの結果分析については「今のところ特定するのは非常に難しい。お相撲さんの返事は曖昧なので」と新たな関与者は確認できなかったことを明かした。だが、7日から行う約70人の全関取への面接で疑わしい点が出てきた場合には「それでも不十分だったら携帯電話(の提出)を必要とするかもしれない」との方針を示した。

 また、八百長疑惑がかかっている14人への調査に関しては「通帳は調べた。特別に問題はなかった」とし、今後は八百長の疑惑がかかった取組をビデオで解析する方針。ただ、八百長への関与を認めた3人への除名処分については「ありえない。解雇したら(話を)聞けなくなる」と否定的だった。

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2011年2月6日のニュース