佳菜子、圧倒金メダル!日本勢V3 2位に今井遥

[ 2011年2月6日 06:00 ]

女子で優勝した村上佳菜子のフリー

 冬季アジア大会は5日、カザフスタン・アスタナで第7日が行われた。フィギュアスケート女子フリーで村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が連続3回転ジャンプを決めるなど大きなミスなく滑り、合計177.04点でショートプログラム(SP)からの首位を守り圧勝した。今井遥(東京・日本橋女学館高)が合計167.00点で2位。日本はアジア大会の同種目で3連覇。スピードスケート女子5000メートルは穂積雅子(ダイチ)が7分9秒23で制し、3000メートルとの長距離2冠を達成した。

 演技を終えると笑顔がはじけた。SP首位の村上はフリーも1位で合計得点は自己ベストに1・55点と迫る高得点でアジアの頂点に立った。「凄くうれしい。全体的に本当に良かった」。冒頭の2連続3回転ジャンプを決めて流れに乗った。2回転半ジャンプで軽く氷に手をついたことを除けば目立った失敗はなかった。

 シニアデビューの今季は経験を積むため愛知県競技会など小さな大会にも出場。「試合がなくても練習の方が大変」というように1日の練習は6時間に及ぶことも。注目度はうなぎ上りだが「うれしいけど、まだそこまでの実力はない」と謙虚な姿勢で努力を続ける。

 この日午前中の公式練習でも整氷車が入ってくる直前までジャンプの確認を繰り返した。練習と実戦を積み重ねて成長を続けるホープは「次はSPもフリーも完璧な演技をしたい」とさらなる飛躍を誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月6日のニュース