難敵相手に序盤から全開!ナダル25連勝で8強入り

[ 2011年1月24日 21:22 ]

全豪オープンテニス第8日

(1月24日 メルボルン・パーク)
 闘志をみなぎらせ、ナダルが頂点へまた一歩近づいた。世界ランキング15位の難敵チリッチにストレート勝ちして5年連続の8強入り。「危険な相手だから極限まで集中して戦った。勝てて良かった」と笑った。

 第1セット第1ゲームは0―40からジュースに持ち込み、ブレークに成功。拳を握り締めた。トミック(オーストラリア)との3回戦では、第2セットで0―4となるまでは表情を変えずに淡々とプレーしていたのとは対照的に、この日は立ち上がりから全開だった。

 3回戦では体調を崩していたという。そのため「動きや位置取りが悪かった」と反省していた。しかしこの日は復調。猟犬のようにボールを追い回して攻め続け、過去1戦1敗の相手に挑戦者のように立ち向かった。

 これで四大大会25連勝となった。オープン化以降ではコナーズ、サンプラス(ともに米国)と並ぶ3番目の記録だ。昨年は右膝を痛めて準々決勝で途中棄権した王者は、次がその雪辱戦となる。(共同)

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2011年1月24日のニュース