栃木が初優勝!1区の八木沢が好走

[ 2011年1月24日 06:00 ]

栃木のアンカー・宇賀地強はNO1ポーズで優勝テープを切る

全国都道府県対抗男子駅伝

(1月23日 広島市平和記念公園前発7区間48キロ)
 栃木が2時間19分31秒で初優勝した。31秒差の2位に一昨年覇者の長野が入り、3位には地元広島が食い込んだ。栃木は1区の八木沢元樹(那須拓陽高)が区間賞を獲得する好走を見せ、2位でたすきを受けた7区の宇賀地強(コニカミノルタ)が後続を振り切った。長野は3区の村沢明伸(東海大)が24人抜きで区間賞に輝いたが、序盤の出遅れが響いた。2連覇を狙った兵庫は7位だった。福島の柏原竜二(東洋大)は股関節痛などのため登録から外れ、出場しなかった。

 大会直前に期待の戦力だった大谷がインフルエンザで欠場するハプニングにも負けず、栃木が混戦のレースを制した。大谷の代役に抜てきされた4区の高校生・塩谷は、期待に応えて7位からトップへ順位を上げた。斉藤監督も「区間賞を獲るとは思わなかった」と驚く好走だった。中学生区間の6区も豊田が小差の2位でアンカー宇賀地につないだ。何度もガッツポーズをしてゴールテープを切った宇賀地は、自分の力走には触れずに「中高生が自分の力を出せた」とねぎらい、初優勝の余韻に浸った。

 ▽上位成績 (1)栃木(八木沢、栃木、的場、塩谷、横手、豊田、宇賀地)2時間19分31秒(2)長野2時間20分2秒(3)広島2時間20分37秒(4)京都2時間20分39秒(5)三重2時間20分40秒(6)長崎2時間20分42秒(7)兵庫2時間20分43秒(8)宮城2時間20分43秒(9)熊本2時間20分45秒(10)千葉2時間20分58秒

 【区間1位記録】▽1区(7キロ)八木沢元樹(栃木・那須拓陽高)20分7秒▽2区(3キロ)高森建吾(千葉・我孫子中)8分31秒▽3区(8・5キロ)村沢明伸(長野・東海大)23分48秒▽4区(5キロ)塩谷桂大(栃木・那須拓陽高)14分25秒▽5区(8・5キロ)村山謙太(宮城・明成高)24分33秒▽6区(3キロ)安井雄一(千葉・常盤平中)8分40秒▽7区(13キロ)高林祐介(三重・トヨタ自動車)37分25秒

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2011年1月24日のニュース